狙われたダイヤ (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
“都会にあこがれるただの田舎娘じゃないぞ”自信と力強さに満ちたジェニーを見てグラハムはそう直感した。「きみはなぜボディーガードになろうと思ったんだい?」「父の牧場を継いで結婚して家庭を持つだけでは満足できません。外の世界で自分の力を試してみたい、刺激的な仕事がしたいんです」彼女はボディーガード養成学校を優秀な成績で卒業したばかりで、重要書類や宝石などを運ぶクーリエを護衛する仕事を求めていた。スリルはあるが、それだけ命の危険を伴う仕事だ。「覚悟はできています。わたしにチャンスをください」“まさにボディーガードにはうってつけの人物だ”自分自身クーリエで冒険好きなグラハムは即座に決断した。ニューヨークには大仕事が待ち受けているのだ。彼女と一緒に仕事をすることになると思うと、彼はわくわくした。
海鳥の歌 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
結婚に失敗し、歌手としての自信をなくして6年ぶりで故郷のフロリダに帰ってきたクレアは、砂浜でひとりの男と出会った。「わたし、砂のお城をつくる名人よ」「ぼくはディラン。浜辺と太陽の熱愛者です」ふたりは一緒に砂の城をつくって夢のようなすばらしい一日を過ごした。行きずりの男とのすてきな一日の思い出は、いつか失意のクレアの心を慰め、これから新しい人生がはじまりそうな予感となった。そしてある晩、二度と歌うことはないと思っていた歌を兄のバンドに頼まれてディナー・クルーザーの船上で歌った。クレアの前に、ふたたびディランが現れた。
紅薔薇と白雪姫 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
コミュニティスクールの犯罪学のクラス―それはハイジの目的にぴったりだった。ただ一つ予想外だったのは、担当するのが引退した刑事ではなく、長身でたくましい現職刑事ギデオンだったことだ。そのクラスはミステリー作家の卵たち向けのものだと知り、ハイジは親友の冤罪事件を小説の“あらすじ”として発表し、ギデオンの注意を引いて再捜査に協力してもらおうと企てた。そして彼女の作戦は成功した。彼がすぐに“あらすじ”のことで話があると言ってきたのだ。これで親友を救えるかもしれない、とハイジは胸を高鳴らせた。その胸にある別のときめきは、今は無視して…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ウインターズ,レベッカ
アメリカの作家。十七歳のときフランス語を学ぶためスイスの寄宿学校に入り、さまざまな国籍の少女たちと出会った。これが世界を知るきっかけとなる。帰国後大学で、多数の外国語や歴史を学び、フランス語と歴史の教師になった。ユタ州ソルトレイクシティに住み、四人の子供を育てながら執筆活動を開始。これまでに数々の賞を受けたベテラン作家である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
サバンナは呼ぶ (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ケニヤ。十四歳までを過ごし、こよなく愛した地。そして大きな悲しみをかかえて去ることになった、今では思い出したくないわたしの故郷―。ケイトと四つ年上のアレックスとは、ケニヤでのびのびと育った。ふたりの父親どうしも仲が良く、ともに野生動物に生態を研究していた。思春期を迎え、互いに新たな感情を抱きはじめたふたりを、ある日突然、悲報が襲う。ふたりの父親が、野生動物に無惨な殺され方をしてしまったのだ。しあわせの大地は、悲しみの地に変わってしまった。ケイトはケニヤを去り、アメリカにもどった。あれから十三年。今また運命が、彼女をケニヤへ、そしてアレックスのもとへ引きもどそうとしている…。
イーデン・危険な賭 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
幼いころから三人の妹の母親代わりをしてきたイーデン。その妹たちも皆結婚した。今は父の死後継いだ製材所をきりもりしつつ、近所の子供の面倒を見たりしてむなしく日々を送っている。ある日、末の妹が友人に部屋を貸してやってくれと言ってきた。流れ者の若い男の面倒をみるなんて、厄介なことにならないかしら?玄関でバイクの音がした。ニックというその男が来たのだ。黒いTシャツ、サングラス。ほほえんだ顔はハンサムだ。妹の言葉が再び頭の中に響く。“お姉さん、きっと彼に恋をするわよ”
天使の顔をもつ女 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「すみません、よそ見をしてしまって」伯父が経営する銀行の定例祝賀会にもぐりこんだスティーブは、わざとぶつかって相手の注意を引いた。最近昇進したばかりだという幹部候補生のマーマだ。“こんなうら若い女性が本当に伯父の愛人なんだろうか?”彼は伯父からマーマに遺産の一部を贈ると打ち明けられていた。霊媒に関する告発記事で賞をとったジャーナリスト、スティーブは、記者特有の本能で疑念を抱いた。たとえ愛人関係ではないにせよ、なにか裏があるはずだ。しかしそんな疑惑とは裏腹に、彼はマーマに惹かれてしまう。その翌日、伯父の孫が誘拐される事件が起こり、なんと伯父はマーマの超能力に助けを求めた。“あのマーマが超能力者だって!”スティーブはますます彼女の正体がわからなくなった。
デルタの熱い夜 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
すさまじい爆音―耳をつんざく機関銃の音。アリサは懸命に走った。彼を助けなければ。「早く逃げて、早く!」だが、飛行機の爆音でその男に声は届かない。アリサが男に思いきり体あたりする。2人は抱きあったまま真っさかさまに用水路にころげ落ちた…。ミシシッピ川の下流に広がる豊かなデルタ地帯で考古学者アリサとペースの出会いは衝撃的だった。この瞬間から燃えあがる恋の炎。だが野性的な農場主ペースの表情がときおり暗く陰る。ふと彼の口を突いて出る“あの女”とは、いったいだれなのだろう?ポバティ・ポイント遺跡の祭壇で2人が愛を誓うのはいつか…。
夢追い人 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
人気メロドラマの主演女優シャノンは久しぶりに帰郷した。夢を見失った故郷の高校生を物心両面から援助しようという、自ら企画したプロジェクトを推し進めるためだ。彼女は資金繰りのために銀行を訪れる。資金援助は断られたものの、頭取のピーターはほかの出資者を探してみようと約束してくれた。“それにしても、この人はどうしてこんなに悲しそうなのかしら?”それからまもなく、出資者が見つかったという朗報を携え、ひとり息子と一緒にピーターがシャノンの家を訪れた。「ぼくの妻は八カ月前に死んだんだ」苦しげにそう語るピーターに、彼女はしだいに惹かれていく。
愛へのパスワード (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
降りだした雪を避けるため山小屋に駆け込んだクインは、中にいた険しい形相の男性に驚き、足をくじいてしまった。ホイットという名のその男には人を寄せつけない雰囲気があり、おまけに銃を持っているようだ。報道されていた指名手配犯では?なんとか早く逃げなくては。実はクインは、出産を間近に控えていた。それを知るとホイットは、意外な心優しい一面を見せる。一刻も早く下山しなくてはならない彼女と、寂しげな横顔に秘密を隠したホイットとのあいだに、それぞれの命をかけた不思議な絆が芽生えはじめた。
花嫁はドクターの娘 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ハイスクールの卒業パーティの夜は、二人の特別な思い出だ。ドクターの一人娘ヴァージニアは、ルーカスと一緒だった。インディアンの混血で下層の出のルーカスと出かけたことで、上流階級気取りのヴァージニアの両親は激怒した。彼女はすぐさま大陸の反対側にある大学に入れられてしまった。あれから十二年。何もかもが大きく変わった。今やルーカスは町でもっとも裕福な弁護士となり、人々の尊敬を一身に集め、ドクターも認める町の中心人物だ。そこに、ヴァージニアが帰ってきた―父親の名を誰も知らない小さな息子を連れて。ルーカスは今もヴァージニアを愛していた。彼女の秘密も過去も全部受け入れて結婚したいと願うのだが…。
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